木製マグカップが魅力的!ククサ


北欧雑貨の代表的な食器であるククサ

日本で大人気の北欧雑貨ですが、中でも使いやすさとお洒落さから人気なのが「ククサ」です。
「ククサ」とは白樺の木のこぶの部分から作られたカップのことで、ラップランドに古くから伝わっている縁起もの食器として知られます。

このククサはプレゼントとして贈られると幸せになると伝えられており、現地では出産のお祝い品として定番になっています。
縁起物といっても実用性も備えており、子供用のミルクやスープを入れたり、大人にも毎日のコーヒータイム用として使用できます。

ウイスキーやブランデーといったお酒を飲むためにも使用されるので、子供の時にいただいたものを生涯に渡って使用し続けていくということも可能です。

丈夫で壊れにくいことからキャンプや山登りといったアウトドアに持っていくこともでき、ナップサックにぶら下げて歩くのがお洒落ということでアウトドア好きの人にも非常に喜ばれます。

ククサは一般的な名称であることから北欧雑貨を取り扱う複数のショップで販売がされており、お気に入りのお店から探すことができるとともに、ハンドメイドで世界に一つのククサを作ることも可能です。

ククサを購入できるおすすめのショップ

ククサを取り扱っているショップとしてはまず「プーハリ社(Puuhari)」の製品があります。
プーハリ社はフィンランド中部のオールヤルビ湖のほとりにあるカヤーニという町の木工房として営業しており、他にも北欧家具類を生産しています。

「プーハリ」という言葉は「木とともに働く」という意味を持つことからもわかるように、ククサも非常に丁寧に作られていることが特長となっており、手に取っただけで不思議な温かみを感じることができます。

北欧には数多くのククサ製造メーカーがあるのですが、プーハリ社は伝統的な工法をそのまま続けており、白樺のコブの部分を切り落としたのち3~5ヶ月休ませたものをブロック状にして削っていきます。

氷点下20℃の中で長時間凍らせたのちに海水と同じ濃度の塩水で煮るといった細かい手間をかけてから彫り始めることから、丈夫で長持ちをする本物の北欧の木工技術を感じられます。

他にもスウェーデンの「ヘムスロイド(Hemsloijd)」といったところも本格派のククサとして人気があります。
ヘムスロイドのククサは白樺ではなくハンノキを使用していることから、ちょっと安めの価格帯で購入することができるところに魅力があります。

日本のククサメーカーもあり、「奥京都意匠計画(KYO-KUKSA)」というところで受注しています。
京都北部の木材を使用しており、最初は荒く削った状態で出荷されるので最終的な仕上げをユーザーの方で行うというハンドメイドククサとしても有名です。